越谷市では、せんげん台駅周辺の度重なる冠水への対応としてせんげん台駅東口駅前通りの地下に雨水貯留施設の建設を計画しています。
これに対して戸田市では、戸田市駅西口地下に雨水貯留管を建設し今年4月から運用を開始しました。
そこで運用を開始した雨水貯留管の建設の経緯とその概要を調査しに行きました。
設備の概要としては、戸田駅西口の大通り地下に内径6m・長さ約920mの雨水貯留管をシールド工法により建設しました。
その建設工程は以下のようなものです。
まずはシールドマシンの建設。2022年10月から2023年6月にかけて制作。
同時並行でシールドマシンが掘ったトンネルの外壁となるセグメントを2022年9月から2024年7月にかけて制作。
シールドマシンの発進地点、戸田駅西口に発進立坑を建設。深さ約18m。2022年11月から2023年6月にかけて。
できあがったシールドマシンを現地に運搬し組み立て。2023年8月から2023年10月にかけて。
同時並行でシールドマシンが発進し掘削した土砂を搬出するための整備やその発進基地全体を防音するための建屋を建設。2023年7月から2023年12月にかけて。
準備が整い、いよいよシールドマシンによる掘削。2024年1月から2024年9月にかけて。
雨水は通常時はボックスカルバートの雨水管を通りますが、大雨時にそこからオーバーフローさせる形で雨水貯留管に水を落とします。このための分水人孔を5か所建設。2024年11月から2025年12月にかけて。
約920m掘削したシールドマシンの到達地点に到達立坑を建設。シールドマシンを解体・回収したあとに約22mまで掘り進めて貯めた雨水を汲み上げて川に流すマンホールポンプ室を建設。2024年4月から2026年1月まで。
このような工程を経て、今年2026年4月から運用を開始しました。
なお越谷市が現在計画している雨水貯留施設は、内径5.2m・長さ196mというもの。完成を令和11年度としています。せんげん台駅東口ロータリーの中央部分を囲って発進立坑を建設、そこから国道4号線との交差点付近までシールドマシンで掘削していく予定です。