直接市役所を訪れた春日部市とさいたま市については以前にも書きましたが、今回の議会での東武鉄道の高架化事業についての質問にあたって、春日部市さいたま市以外にも他に5区市に電話で問い合わせをしました。春日部市とさいたま市も合わせて7つの事例について書きますと、以下の通りとなります。
①「足立区:竹ノ塚駅付近」。駅周辺の約1.5kmを東京メトロの検車区への回送線も含めて複々線を高架にする計画。事業費は概算で約500億円。
②「春日部市:春日部駅付近」。東武伊勢崎線と野田線の延長約3.8kmを高架にする計画。路線のうち、野田線の野田方面は単線。それ以外は複線。事業費は周辺の市街地整備も含めて概算で約680億円。
③「伊勢崎市:伊勢崎駅付近」。東武伊勢崎線とJR両毛線の延長約4.5kmを高架にする事業で現在実施中。線路はいずれも単線。事業費は約260億円。
④「野田市:野田市駅付近」。野田線の約2.9kmを高架にする計画。線路は単線。事業費は概算で約290億円。
以上の4区間については東武鉄道が配布している「東武鉄道の安全への取り組み」という冊子の中に、計画中の区間として載っています。
⑤「さいたま市:浦和駅付近」。JR浦和駅付近の京浜東北線・宇都宮線の複々線を約1.0kmに亘って高架にする事業で現在実施中。事業費は355億5000万円。
⑥「太田市:太田駅付近」。東武伊勢崎線・桐生線・小泉線が単線で4方向に伸びる構造で、延長約6.4km。事業費289億円をかけて完成済み。
⑦「栃木市:栃木駅付近」。複線の東武日光線約3kmと単線のJR両毛線約2.4kmを高架化。事業費313億2900万円をかけて完成済み。
これらから推測すると、高架事業には1kmあたり単線でもだいたい60億円から100億円くらい、複線だとだいたい100億円から150億円くらいはかかりそうです。もちろん、高架にあたっての事業費は沿線の状況や地形などによって大きく左右されるとは思います。
北越谷以北の越谷市内を高架にする場合距離が約3kmありますが、この区間の高架工事の事業費は残念ながら試算されておりません。調査した他の事例から大雑把に推測すると約300億円かあるいはもっとかかるかもしれません。4号バイパスや陸橋がありますので、事業費としてはもっと高くなるかと思います。将来高架事業に取り掛かるかどうかは分かりませんが、事業費がいくらになるのかその試算だけはしておいた方が良いとは思います。