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2012年5月19日 (土)

第61回利根川水系連合水防演習

第61回利根川水系連合水防演習を見に行きました。

栗橋駅から少し歩いた利根川の堤防で、国道4号線の利根川橋の下流域が会場です。

利根川は昭和22年9月16日未明に、カスリーン台風によって堤防が決壊、川の水が栗橋から始まり春日部、越谷、さらには都内にまで水が流れた大きな災害です。当時の記録映像を見ると「関東大水害」という表現で当時は報道をされていたようです。

いま仮に同規模の洪水が発生した場合の氾濫被害想定額は約34兆円とされています。当時は水田が多くありましたが、都市化が進み、越谷でいえば水田地帯はかなり減少しています。つまり、土地が水を受け止められずに川に流れ、その川が受け止めきれないと市街地を水が移動するということになります。

昨年タイの洪水被害の報道が連日のようになされていましたが、利根川の方から水がじわじわと南下することになります。

怖いのは、台風や低気圧等によって川が増水するのと同じタイミングで巨大地震が発生することです。東日本大震災の際にも、堤防に傷が入ったところが各地にあるそうですが、地震で堤防がゆるむと増水した川の圧力で堤防が決壊するという可能性もあります。

二つの災害が同時に起こらないという保証はどこにもありません。実際に過去には、地震と台風、大火と台風などが時間をおかずに発生して、被災した人がまた被災をする事例がかなりあります。

越谷では治水に力を入れていますが、まだまだ近隣自治体と協力をして一つ一つの河川に対しての安全性を高める努力が必要です。

その後越谷に戻り、大袋商店街の須賀用水や信用金庫前などを会場にした音楽フェスティバル、中央市民会館での「子どもたちを放射線から守る埼玉ネットワーク」発足イベントの「放射線から守りたい こども・命・未来」の勉強会に足を運びました。

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